初めて自分のスキューバダイビング器材を一式購入して、いざダイビング旅行へ!となった時、誰でも立ちはだかるのが器材をどう運ぶかということではないでしょうか?
特に移動手段が飛行機の場合は、重量があるけど持ち込めるのか?郵送していいのか?入れてはダメなものはあるのか?などなど、わからないことだらけです。
今回はダイビング旅行先で圧倒的人気な沖縄と海外への旅行を例に、器材の梱包や運び方について紹介します。ダイビング旅行を何度か経験済みの方も、新しい発見があるかもしれません。ぜひこれからのダイビング旅行に役立ててください。
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・郵送がおすすめ
ダイビング器材を運ぶ手段としては手荷物、郵送(航空便、船便)があり、沖縄の場合は郵送をおすすめします。一番の理由は、楽だからです。
ダイビング器材は一式揃えると(以下、フル器材)、20kg近い重量になります。
それを持ち運ぶとなると、小学一年生のこどもをずっと手持ちで運んでいるようなイメージです。
もちろんキャリーバックでゴロゴロと運ぶことが前提ですが、自宅から空港、空港から現地まで、階段や段差のある歩道もあるのでその往復はなかなか大変です。郵送にすることで、旅行当日の移動も大変身軽になります!
・郵送の金額と日数について
まずは金額から
例えばゆうパックだと、片道¥2,500前後。もちろん発送元や大きさによって多少変わりますが、それでも¥2,000代なので、大それた出費にはならないかと思います。
次に日数について
こちらもゆうパックで例えると、おおむね差し出し日から航空便で翌々日、船便で1週間ほどで到着します。遅延なども考慮して、ダイビング日から起算して3日前までにダイビングサービスや宿泊先に到着するような段取りがおすすめです。
・ダイビング器材の郵送 3つの注意点
①発送伝票(送り状)の書き方
中身を記載する際、「ダイビング器材」だけだと、危険物とみなされる場合があるので、ダイビング器材の内容も記載しましょう。ただ全部を細かく書く必要はありません。
フル器材の場合、以下のような記載だと、問題なく受付けしてもらえます。
「マスク、スノーケル、フィン、ウェットスーツ、レギュレーター、ジャケット、タンクなし、ライト・バッテリーなし」
忘れてはいけないのは「タンクなし」「ライト・バッテリーなし」という文言。この記載は必須です。
配達側からするとダイビング器材が入っているとわかった時点で、ボンベや膨張するような危険物がないかどうかの確認が必要なためです。どんなに器材内容を詳しく記載しても、タンク、ライトバッテリーの有無が不明な場合、危険物として船便になる可能性が非常に高いです。
なお、発送先がダイビングショップ(サービス)の場合、伝票に「○月○日〜○日ダイビング参加」などの記載があるとショップ側も準備がしやすく、トラブル防止にもなるのでおすすめです。
②バッテリー
もしカメラや水中ライトを入れる場合はバッテリーを抜いてください。上記の通り、バッテリーは航空危険物に該当するためです。バッテリーを入れたままだと、船便になって予定より大幅に到着が遅れる可能性があります。
カメラや水中ライトのバッテリーは自身が搭乗する飛行機に手荷物として持っていきましょう。預け入れ手荷物として預けることはできないので、キャリーバッグなどには入れず客室内へ持ち込むカバンに入れてください。
③前もって発送先に連絡をする
前もって器材を送る旨を発送先に伝えることで、器材の有無の混乱防止になります。
特に発送先がダイビングショップ(サービス)の場合、ダイビングを予約しているから名前も日程もわかっているだろうということで勝手に送ってしまうケースが多いですが、オンシーズンの場合は何十人もの器材で倉庫がごった返してしまうこともあります。
キャリーバッグやメッシュバッグは同じ製品を使っているダイバーが多いので、他のお客様が間違えて持って行ってしまうこともあります。ネームタグなどをつけておくと安心ですね。お互いに間違いなく、気持ちよくダイビング当日を迎えるためにも、前もっての連絡を大切にしてください。
・おすすめのバッグとパッキング方法
フル器材を郵送する際、おすすめはダイビング用のキャリーバックです。
自分のダイビング器材を守るということと、あなたが運送会社へ持ち運ぶ際も配送側も楽だからです。
メッシュバックでの郵送も可能ですが、メッシュバックの場合は大きな袋で包むことをおすすめします。メッシュバックの破れや、帰りの郵送時にまだ水気が残っている場合の水漏れを防ぐためです。
器材のパッキングは一番底にフィン、BCD、ウェットスーツという順番がおすすめです。
レギュレーターセット(レギュレーター・オクトパス・ゲージ)はホースを丸めて、BCDでくるむように守って入れてください。
ウェットスーツは生地を潰さないために、一番最後にふわっと置きます。
その他のマスクやスノーケル、ブーツ、グローブ、フロートなどは余った空間に入れてください。
なお、マスクは購入時についてくるマスクケースに入れましょう。レンズに傷がつかないようにすることと、フレームやシリコンが変形してズレてしまい海水が入る原因になることを防ぐためです。
もしマスクケースがない場合は、ウェットスーツの中に入れて外部の衝撃から守りましょう。
【関連記事】ダイビング器材のメンテナンスどうしてる?保管・お手入れ方法を徹底紹介!
・持ち込み手荷物がおすすめ
海外の場合は郵送ではなく手荷物として器材を持ち込むことをおすすめします。
国際発送は可能ですが、日本国内と違い乱雑に扱われることが多く、紛失や破損といったトラブルが考えられるためです。また期日通りに到着しない可能性が高いです。
・気をつけることは荷物の個数と重量
飛行機を何度もご利用の方はご存知かとおもいますが、国内外を問わず預ける荷物の重量や個数など規定があります。
例えばJALやANAだと、国際線のエコノミークラスの場合は23kg以下で2つ預けることができます。フル器材は20kg前後なので、ダイビング器材とダイビング旅行で必要な旅行バッグの2点を預けることができます。
規定の重量や個数をオーバーした場合は追加料金を払うシステムで、持ち込めないということはほとんどないので安心してください。
もちろんお金さえ払えば無限にというわけではなく最大受諾個数や重量がありますので、ダイビング器材にプラスでカメラ機材一式が入ったバッグを預ける場合などは注意が必要です。
日本から潜りに行くことが多い海外の例として、フィリピン・ハワイ・オーストラリアでは
例えば、23kg以内でダイビング器材を1つ、衣類などが入った大型バッグを1つを無料で預けて、「30kgのカメラ機材一式を超過料金で支払う」場合の往復料金は
となります。
運賃によっては、航空会社を変更するかビジネスクラスにアップグレードしたほうが旅費がお得になるかもしれません。気になる方は予約前に荷物の重量を測ってみましょう。
ただ、重量に関係なく預けられない荷物があります。
上述したバッテリーです。カメラや水中ライトのバッテリーは機内に持ち込む手荷物に入れましょう。
・おすすめバッグとパッキング方法
パッキング方法は上述の沖縄の場合と同様ですが、バッグはメッシュバックや柔らかいキャリーバックではなく、ハードのキャリーバックがおすすめです。
上述した海外への郵送同様、空港内の預け荷物でも扱いが乱雑なためです。
ちなみに、大切な器材のトラブル防止のため、キャリーバックに鍵をつけたい方は、「TSAロック」がおすすめです。
国際線の場合、預け荷物のセキュリティ確認のために抜き打ちでバッグの中身の確認がありますが、鍵がかかっている場合、問答無用で鍵を破壊される場合があります。
鍵が「TSAロック」だと、TSA職員がロックを解除するため鍵を破壊されるというリスクが減ります。
TSAロック付きのダイビング用キャリーケースや、TSAロックのみの販売もありますので、キャリーバックに鍵をかけたい方はぜひ検討されてください。
スキューバダイビングのフル器材は高額であり、且つ水中であなたが快適かつ安全に過ごすために必要不可欠なもののため、メンテナンスだけでなく梱包や運び方も丁寧にしましょう。航空会社のほとんどのケースで、預け入れ手荷物の破損は免責となります。
もしどうしたらいいかわからない場合は、購入先のダイビングショップスタッフや海外旅行のプロである旅行会社へ相談してみてください。特にダイビングスタッフは器材の大事さを熟知しているので、あなたの器材が長く快適に使えるようにきちんと説明してくれるはずです。
郵送にしても持ち運ぶにしても、破損や紛失、当日使用できないといったトラブルを極力避けるために、ぜひ今回の記事を参考に、より有意義なダイビングライフを過ごしてください。
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