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ダイビングのウェットスーツはなぜフルオーダーがいいの?必要性から注意点まで徹底紹介!

スキューバダイビング用のウェットスーツを購入しようと思って調べたり聞いたりしていると、フルサイズオーダー(以下、フルオーダー)がいいと言われてこう思ったことはありませんか?

既製品じゃだめなの?
私にはまだ早くない?
なんだか高そう…

そういったあなたの疑問や不安を、この記事でひとつひとつ解決し、納得したウェットスーツを購入できるようにしましょう!

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ワールドダイブのウェットスーツ

ウェットスーツのフルオーダーとは?

フルオーダーは身体の複数箇所を測り、あなたの好むダイビングスタイルに合う生地やスーツタイプを選ぶ、世界に一つだけの自分専用スーツです。

なんだか仰々しく感じるかもしれませんが、ダイビングスーツのフルオーダーは常識と言っても良いほどで、なにも特別ではありません。ほとんどのメーカーで、既製品との差は10,000円程度です。

では、なぜフルオーダースーツが必要なのか、どのようなものなのかを確認していきましょう。

なぜフルオーダーが大事なのか

一般的にマリンスポーツでのウェットスーツは、保温とケガ防止対策で着用します。

特にスキューバダイビング(以下、ダイビング)の場合、保温はとても重要。陸に比べて水の中では約27倍も早く体温が奪われていきます。

そして水面ではなく水中に滞在し続けるため、太陽の光が当たるサーフィンやスノーケリングとは比べものにならないくらい、ダイビング中の身体の冷えは急速に進行します。

ウェットスーツで保温を高めるためには全身の肌と生地を密着させること。ヒートテックのようにぴったり着ることが重要です。

生地は皮膚の代わりのように肌に沿わせる必要があり、ゆるゆるでブカブカの箇所が1つでもあると、そこに水が出たり入ったりすることで保温性が半減します。

もちろん、ウェットスーツ生地の厚みや素材も重要ですが、どんなに良い生地であってもサイズが合っていないと意味がありません。

そして後述する既製スーツは、首から足首まであなたの身体にピッタリ合うということは限りなく少なく、ダイビング中の適切な保温のためには、フルオーダースーツの選択になる、ということです。

ウェットスーツ選びのポイント

もちろんピッタリ合う既製のウェットスーツに出会ったら、それは保温性には欠けません。もしダイビングショップのレンタルや試着で運命的な既製サイズのウェットスーツを見つけた場合は、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 長年の使用や展示で生地の劣化が進んでいないか(素材の耐久性)
  • ダイビングスタイルにあった生地の厚さなのか(水温に合わせた保温性)
  • サーフィンやシュノーケリング用のメーカーではないか(水圧への耐久性)

既製スーツとフルオーダースーツの違い

既製スーツ

サイズが合わない既製のウェットスーツ

日本人向け、アジア人向け、欧米人向けなどそれぞれの国での一般的な体型に合わせて既にでき上がっている状態で、多くの衣服と同じS・M・Lといったサイズ展開から自身に合うサイズと生地の厚みを選びます。

海外のブランドと日本のブランドでは同じSサイズでも全然大きさが違います。オンラインで購入すると失敗することが多いので気をつけましょう。

既にでき上がっているので、次のダイビングでの使用日まで時間がない場合はとても便利です。

しかし、上述したようにスーツの生地が全身肌に密着していることが重要なため、サイズが少しでも合っていないとウェットスーツとしての機能が大幅に減少します。

またスーツの生地はゴム製品なので、時間の経過と共に劣化が進んでいきます。イメージでいうと、未使用の輪ゴムでも時間が経っていると伸縮せずにすぐ切れてしまうのと似ていますね。

既製品はいつ製造されたものかわかりづらく、未使用の新品であっても在庫として保管されているだけで劣化している可能性が高いので注意しましょう。

フルオーダースーツ

BREAKEROUTのフルオーダオースーツ

フルオーダーは自身のサイズに合わせるだけでなく、ダイビング環境に合わせた生地、スーツのタイプ、デザインを選ぶことができます。

逆に自分に合うものが何かわからず、どうしていいかわからなくなることがデメリットになる場合も。

したがって、フルオーダーの際はダイビングショップのスタッフやインストラクターと一緒に、あなたのダイビングスタイルに合うものを選びましょう。

メジャーで身体のサイズを測り、生地やデザインを選び注文をして、約2週間ほどで完成するという流れです。

フルオーダーは30箇所以上測る!

オーダーウェットスーツの採寸

ダイビングスーツの採寸を初めて経験する方は「そんなに測るの?」とよく驚かれます。

測る箇所はメーカーによって多少前後しますが、男性は33箇所、女性は36箇所。

これだけ測ってやっと質の良いダイビングスーツとしての役割を果たすのですから、身長と体重を聞かれただけで用意される既製スーツで合うサイズがなかなか無いのは当然ですね。

採寸する際に「太ったり痩せたりできないね〜」と笑い話まじりに言う方も多くいますが、ウェットスーツの生地はゴム製なので伸縮性があり、多少の増減は影響ありません。

一般的には、5kg程度の体重の増減は大丈夫だと言われています。

万が一、スーツがキツくなったり、緩くなったりした場合は、「幅出し」「幅つめ」というサイズ調整ができ、これはオーダースーツにしかできないメリットでもあります。

生地やデザインを選べる

ウェットスーツの生地と色を選ぶウェットスーツの保温性はサイズだけでなく、生地の厚さや種類も大きく影響されます。

例えば、あなたの全身にピッタリのサイズであっても、3mmという沖縄や海外の南国で使用する厚さだと、夏でも伊豆の海では深く潜るととても冷えます。

5mmという日本国内で主流の厚さでも、ジャージといわれる素材と裏起毛やスキン、ラジアルといわれる素材では保温性が異なります。

また、一般的に多く見られるワンピースといわれるスーツ1枚で完結するタイプから、上下2枚重ねて着用する2ピースタイプを選ぶことができ、2ピース上下それぞれ生地の厚みと素材を選択できます。

例えば筆者は本州や九州のダイビングポイントに潜ることが多く、年に数回ですが沖縄や海外でも潜ります。オーダーしたウェットスーツは以下の内容です。

「スーツのタイプは2ピース、下はロングジョンの5mm、表がジャージで裏は起毛素材。
羽織るジャケットは丈がショートタイプで厚さが3mm、表がジャージで裏は起毛素材で。」

まるで呪文ですね。

この2ピースのメリットは、場所や季節に合わせて使い分けができることです。

真夏の沖縄や海外では荷物がかさばるロングジョンは持ち運ばず、ジャケットとインナー(レギンス)と水着だけで潜ることもあります。

さて、自分の環境に合わせたウェットスーツタイプ選びも楽しいですが、一番のお楽しみはデザイン選び。購入時に一番時間を使うところでもあります。

メーカーによってはスーツに付いている各ファスナーの色や柄まで選べたり、名前やイニシャルなどのアルファベットや好きな海中生物のマークを入れたりすることができ、まさに世界に一つ、あなただけのスーツができあがります。

フルオーダーは値段が高い?コスパが悪い?

多くのダイバーにとって、フルオーダースーツの必要性は理解できても、やはり気になるのは価格帯。

フルオーダーの相場やどのくらいの年数使えるのか、購入時の注意点などを紹介します。

フルオーダースーツの相場

オーソドックスな3mmと5mmのワンピースタイプを例にあげると、3mmは¥50,000〜、5mmは¥60,000〜で購入することができます。身体の33箇所以上を測ってこの価格は意外なのではないでしょうか。

既製スーツは¥40,000前後がザラにありますが、プラス¥10,000ほどでフルオーダースーツが買えます。

既製スーツの中に¥10,000前後のインナーを着用するのであれば、オーダースーツでも価格帯は変わらないということになりますね。

なお、この価格は最低ラインなので、メーカーはもちろん生地の素材や厚み、スーツのタイプで異なります。インストラクターが使っているような最高品質のものは、10万円を超えることもあります。

ちなみに筆者の経験上、3mmワンピースは¥70,000前後、5mmワンピースは¥90,000前後が、ゲストのみなさんにとって生地もデザインも満足いくフルオーダースーツの価格帯だと考えられます。

フルオーダースーツの参考価格

ウェットスーツの寿命について

ダイビングスーツの生地はゴム製で、既製スーツでもフルオーダースーツでも劣化は進みます。

つまりフルオーダーだから寿命が長いということはなく、スーツが製作されてから経過した期間と保管方法によって寿命が変わります。

既製スーツの説明にて触れましたが、既製品はあなたが購入するずっと前からでき上がっている商品もあり、ショップによっては何年も在庫として置いている場合があります。

つまり誰も使用していない新品の状態であっても、空気や湿気、紫外線に触れているだけで確実に劣化は進んでいて、首から足首まで覆うスーツだからこそ劣化は顕著に現れます。

それらは、特に動きづらさや着脱のしづらさに現れます。

フルオーダースーツになると、あなたが注文してから製作するので既製品より劣化は進んでいない状態であなたの手に渡ります。

そういった意味ではフルオーダースーツの方が耐久性や寿命が長いといえます。

フルオーダースーツ購入時の注意点・アドバイス

ウェットスーツの購入ポイント

せっかくフルオーダースーツを購入するのであれば、サイズだけでなくあなたと相性もぴったりのスーツを購入しましょう。

以下の4つが失敗しないためのポイントです。

両手両足のファスナーはオプション

フルオーダースーツは基本的に両手両足のファスナーが付いておらず、オプションで付けます。

動きやすさや保温性を考えるとファスナーの数はできるだけ少ない方が良いからですね。

ただファスナーがないと非常に脱着がしづらいので、特に5mm厚の生地の場合は付けることをおすすめします。

なお、女性用のスーツは両手両足のファスナーが標準装備のタイプもあります。

採寸値の増減ではなくファスナーで解消する

「首がしまるのが苦手だから首周りを大きく」
「胸まわりは少しゆとりをもたせて欲しい」

上記のように、気になるところを大きくして欲しいという要望もあります。

そういう時でも、首部分の数値だけ1cm大きく、お腹周りだけ2cm大きく、といったことはせず、基本的にあなたのありのままのサイズを測ります。

そして気になるところ、上記の例でいうと首周りの場合は首元にショートファスナーを付けたり、胸まわりの圧迫が気になる方は体の前側をファスナーで開閉できるジャケットを含めた2ピースにするといったデザインで解消策をとります。

せっかくのフルオーダーなので、自身の気になる箇所をスタッフに伝え、陸での準備中や休憩中・水中に関係なくあなたが快適に過ごせるスーツを作りましょう。

マイナーなメーカーや海外のメーカーは注意する

実際に数年前に起きた話なのですが、サーフィン用品のメーカーや海外メーカーの日本支店が廃業してしまい、スーツの幅出し・幅つめ・破れなどの、オーダースーツだからこそ受けられるアフターフォローを受けることができなくなったケースがあります。

そして、これらの製品は他のメーカーへ出しても修理を断られる場合が多いです。

もし他のメーカーにて受け入れられたとしても、修理した箇所だけ生地の色や縫い方が変わり、見た目も耐久性も納得いく仕上がりにならない可能性が高いです。

安価やセール品というだけでメーカーを選ぶのは避けましょう。

ウェットスーツの裏側に名前やイニシャルを入れる

こちらは注意事項というよりは筆者のおすすめです。

スーツの裏側にイニシャル入れても見えなくない?と疑問に思われますが、実はとても見える箇所。

それはダイビング後にスーツを干す時です。

既製スーツでもフルオーダースーツでもスーツを干す時は必ず裏返して干します。そしてオーダースーツといっても裏返しで干されたスーツは一見同じようものが多く、どれが自分のスーツか判断しづらく、最悪の場合間違えて持って帰られてしまうことも。

特にオンシーズンの伊豆や沖縄では、レンタルとマイ器材で器材の干し場はごった返しています。

現地のダイビングサービスやツアーを引率するダイビングショップでは、お客様の代わりにスタッフが使用後の器材を乾かし、お預かりしたバッグにつめて自宅へ送り返すというサービスを行うことも多くなっており、そういった時でも取り間違えの防止になります。

そして何より、見えないところにイニシャルやマークが付いているということが、こだわりがあって素敵です!

フルオーダー購入時のアドバイス

ウェットスーツのメンテナンス・保管方法

せっかく良いスーツを購入しても、扱いがずさんだと長持ちしません。

あなただけのオリジナルスーツなので、正しいメンテナンスや保管方法で、少しでも長く愛用してください。

ちなみにウェットスーツ以外でもダイビング器材のメンテナンスや保管方法を知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

ダイビング器材のメンテナンスどうしてる?保管・お手入れ方法を徹底紹介!

スーツのメンテナンスについて

ウェットスーツを洗う時は真水の中でファスナーを開け閉めしましょう。使用前にも各ファスナーの動きがスムーズか、動かして確認します。

もし、動作が悪い場合は塩分除去剤や専用の潤滑剤を塗って動きを良くしましょう。

腕や足、手首や足首など生地に破れがないかも確認し、もし個人で対処できる範囲であれば、専用の接着剤で補修します。

上記の確認は使用日直前ではなく、2週間ほど前がおすすめ。問題のある箇所が個人で対処できずメーカーに出さなければいけなくなった場合、2週間ほど余裕があれば使用日に間に合う可能性が高いです。

スーツの保管方法について

ダイビング後は裏返した状態でハンガーにかけて吊るなどして乾燥させます。ハンガーは生地が痛まないように太めのものを使用してください。

自宅での保管も吊るした状態が最良ですが、もし場所がない場合はふわりと折り畳み、上には何も置かないようにしましょう。

ちなみに折り畳む時は膝を逆側に曲げないようにし、折り畳んだ膝に両腕を置く、いわゆる体操座りのような状態で畳みます。

スーツの運び方について

ダイビング器材を運ぶ環境は車、飛行機、船、手持ちとありますが、どの環境であっても保管時と同じように、スーツの上には極力何も置かない状態にしましょう。

ダイビング器材一式を運ぶ場合だと、下からフィン、BCD、レギュレーターセット、最後にウェットスーツという順に重ねます。

マスクやグローブなどは器材の隙間に入れ、もしカメラのハウジング(防水プロテクター)も一緒に入れる場合は、ウェットスーツの中に入れるとクッションになって安全です。

フルオーダースーツでおすすめのメーカー

日本国内でオーダースーツを取り扱うメーカーは多数ありますが、ダイビングスクールマレアでは動きやすさとデザインが人気のBREAKER OUTと、ダイビングスーツ専門メーカーであるワールドダイブをおすすめします。

BREAKER OUTはサーフィン用のウェットスーツ製作で培った技術を用いて、とても動きやすい生地と型を用いたダイビング用のスーツを作ることができます。

また、近年では海洋環境の保護にも積極的に取り組んでおり、廃棄魚網やプラスチックをリサイクルした素材を選択することもできます。

BREAKEROUTの環境保全

国内生産、国内工場にこだわり、豊富なデザインとスーツタイプを提供するワールドダイブ社のウェットスーツについては、ぜひこの記事を参照ください。

上質な素材とデザインが魅力!ワールドダイブの魅力を徹底解説

まとめ

ダイビングでの保温は、場所・経験・スキル関係なく、全てのダイバーにとって大事な環境条件であり、ウェットスーツのフルオーダーという選択は、特別ではなく通常の選択です。

価格帯も既製スーツの価格からプラス10,000円ほどで購入することができます。

そして今回紹介したように、サイズだけでなく素材から生地の厚み、スーツのタイプ、デザインまで多様な選択が広がっています。

自身の好むダイビングスタイルやスーツにおいて気になることや心配なことなどを、しっかりとスタッフに伝えて、長く快適に愛用できるウェットスーツを購入してください。

この記事が、あなたにとってより快適で安全なダイビングライフに繋がると幸いです。


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