神秘のダイビングスポット・セノーテを求めて、メキシコ・ユカタン半島のカリブ海リゾート、カンクンへ。
ダイバー以外の欧米人からも大人気のリゾート地…
更新日:
アメリカのテキサス経由で、かなりのロングフライトでしたが、遠路はるばる来たかいがありました。この写真。最高でしょう。
透明度100mとも言われる淡水(地下水脈の天井が陥没してできた地底湖・洞窟です)
透明度100mってそれは言い過ぎでは…
マジでした。
明るい場所は、どこまで行っても見えてます。
美しさの秘訣は、そのダイビングスタイルにもポイントがありました。
ダイビングスポットとしてのセノーテは20か所以上はあるらしいです
※セノーテ自体は数千以上あるらしいです。
・素人が潜れるところ
・上級者(ディープダイバー)が潜れるところ
・テクニカルダイバー(ケーブダイバー)が潜れるところ
・水着で飛び込んでキャッキャできるところ
・スノーケリングできるところ
・ジップラインでヒャッホーした後にザッパーンできるところ
・雨が降らない時に、生贄を投げ込むところ
などがあります。
今回は、素人(ノンケーブダイバー)でも潜らせてもらえるダイビングポイントを
5か所潜ってきましたので
その魅力やポイントを紹介していきますね。
まずはコチラ。
ダイビングスポットとしてのセノーテには、各スポットの駐車場にマップが貼られています。
これを見ながらダイブプランを立てたり、ブリーフィングを聞いたりするワケですね。
数字は水深です。けっこう浅いですね!
宮古島などの地形スポットのように、セノーテにも縦穴と横穴があるのですが、
今回は横穴ばかりを攻めてきました。
縦穴は30mとか40mとかあるので、上級者(ディープダイバー/テクニカルダイバー)向けです。
黄色い線が、素人が通る道。赤い場所は、ケーブダイバー資格所持者しか行っちゃいけないとこです。行きたくてウズウズしました…
駐車場からはこんな感じで、ちょっと下って行きます。
地底湖ですからね。
スキューバ器材は着ていくので、ビーチダイビング的な感じになります。
淡水だから器材は洗わなくていいのかな…
と思ってましたが、石灰岩がたっぷりなので、ほっとくと白くなっちゃいます。
セノーテによってはちょっと塩っぽい味がする場所もありました。
ブリーフィングでもお話があるのですが、
・セノーテは淡水なのでいつものウェイト量ではオーバー
・少しでもオーバーすると、足が下になってにごらせてしまう。
・セノーテ内は、にごると1日中にごりっぱなし。
・にごらせると周囲から冷たい目で見られる。
・にごらせると1日中きまづい思いをしなければいけない。
・ウェイトが軽すぎて浮き気味だと、狭い所で天井にぶつかる。
・セノーテの天井にぶつかると鍾乳石が折れる。
・空気中の鍾乳石は100年に1cmしか伸びない。
・水中の鍾乳石は折れたら一生再生しない。
ってな感じの丁寧な説明を受けます。環境保全は大切です。
海で砂を巻き上げたり、サンゴ折ったりの比じゃない厳しさです…
でも安心してください。
エントリーしたら必ず、潜降する前に、ガイドとマンツーマンで
「水面でのウェイトチェック」を行い、ウェイト数を調整します。
「BCDの空気を抜いて水面が目の高さで息を吐いたら…」
のウェイトチェックです。
やりかたの練習だけしておきましょう!
ちなみに、ウェイトはkgじゃなくてlb(ポンド)ですよ
ついでに言うとレンタルした場合のレギュレーターは、
200bar(気圧)
じゃなくて、
ですよ…気を付けて…
こんな感じで、エントリー&エキジットエリアには階段がついています。
もちろん、波も流れもないので、安心ですね
上から見ても激青です!!
セノーテの水底には、陥没した岩や、落ちちゃった木などがあります。
「生物はいない」
というイメージがありますが、明るい場所にはグッピーみたいな魚やナマズの仲間がけっこういっぱいいました。
ちょっと写真じゃわかりづらいですが、セノーテダイビングマップに書いてあった線(ライン)は、実は水中に本当にあります。
このラインの上を泳ぐことにより、水底ギリギリにならないので、フィンキックでにごらせてしまう可能性が減るのですね。結構、絶妙な高さに張られています。
ちなみにテクニカルダイバー(ケーブダイバー)以外のダイバーは、セノーテ内で自由な行動は禁止です。必ず、ゆっくり泳ぐガイドの後ろを、ひとりずつ、一列になって泳いでいきます。
ファンダイビングというよりも、「カヴァーンダイビングの体験ダイビング」と言ったほうが正しいかもしれません。
美しい景観を保護するためのルールですね。分かります。素敵です。
もちろん、ひとり一つずつの水中ライト、むしろ自分の持ってる人は自分のプラス、ガイドが貸してくれるやつを合わせて二つの水中ライトを持つこともできます。
セノーテ内では「消灯禁止」なので、写真撮影の時にライトが邪魔で消したい場合、予備のライトを体にぶら下げて点灯させておく。というテクニックが使えるんですね!
これには僕も助かりました!あざした!
セノーテのダイビングでは、体を縦にしてはいけないという理由から、ピークパフォーマンスな中性浮力が求められるので、カメラを持って潜ること・撮影することは
「経験本数200本以上」
と推奨されています。と、現地人ガイドさんが言ってました。
実際に、カメラ持って入るな!とは言われませんが、それくらいスキルがあったほうがいいというわけですね。ポイントによってはカメラを持ち込むことが有料の場所もあるくらいです。
しかも一列になって泳ぐので、前の人や後ろの人との距離を気にして中々撮れない…
ということも考えられるので…
あえて僕はみんなと別チームにしてもらいました。
おかげで優雅に撮影に没頭…
ではなく!
おかげで、前のチームと少し距離をおいて移動してもらい、みんながセノーテを泳ぐ姿を
ばっちり撮れたという。
パーフェクトなミッション達成でした。
セノーテでのダイビング自体は、経験本数50本くらい。定期的に潜っていて装備もしっかり持っててセンスの良い人なら、早ければ20~30本で大丈夫かと思われます。
さて、長くなったので今回はこの辺で。
次回は、鍾乳石の写真や、途中で浮上できる「エアポケット」(エアドーム)を紹介します!
メキシコ・セノーテでダイビング。鍾乳石びっしりのチャックモール
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