「アイランドホッピング」という言葉を聞いたことがありますか?短期間で複数の島を巡り、それぞれの地域で食事やアクティビティを楽しむ、フィリピンやタイで人気の旅行スタイルです。
離島の周遊は、ちょっとだけの観光や日帰り観光のようなイメージが先行しそうですが、スキューバダイビングでも短期間で島々を楽しむことができる場所があります。
それはもちろん!世界屈指といっても過言ではない美しい透明度の海とビーチをもつ、沖縄です。
今回は沖縄県内の離島を周遊しながらダイビングを楽しむ方法をご紹介します。夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなど、大型連休のダイビング計画として、ぜひ参考にしてください。
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東洋一といわれる透明度の海をもつ沖縄は、世界最大の旅行サイト、トリップアドバイザーが毎年表彰している「トラベラーズチョイスベスト・オブ・ザ・ベストビーチ」で何度もランクインしています。
テレビやSNSの露出も増え、国内外問わず訪れる観光客のため、主要の島は交通の便や施設も整っているところが多いです。
特に宮古島や石垣島といった離島のホテルは、ダイバーのための器材洗い場や干し場、外出用タオルの貸し出しなど、充実したサービスを提供しているところが増加傾向にあり、ダイバーにとって快適に過ごせる環境です。
今回周遊ダイビングのおすすめとして紹介する島は、慶良間諸島・宮古島・石垣島です。
慶良間諸島は国立公園で、那覇から日帰りで楽しめるという立地、宮古島や石垣島は、どちらも那覇空港から約1時間でアクセスでき、特にマリンアクティビティを楽しむ方にとっては大変利便性の良い環境です。
観光客のためのアクティビティプランや施設も整っており、サービスによっては空港や宿泊場所への無料送迎などがあり、事前にしっかりとした周遊プランがあれば短期間で沖縄の島々を十分満喫することができます。
ダイビング後の飛行機搭乗は18時間以上あけなければいけません。
特に宮古島のような深度が深いダイビングの可能性がある場合、飛行機の搭乗可能時間を計算した、余裕のある移動プランを立てましょう。
陸での移動も注意。沖縄に標高の高い山があるイメージはありませんが、400mを超える山は石垣島や西表島にあります。
ダイビングがメインの旅行であれば登山の可能性は少ないと思いますが、昨今人気の星空ツアー等のオプショナルツアーを検討する場合、移動や目的地の標高に注意しましょう。
減圧症と移動に関してもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
知らないと危険!スキューバダイビング後の飛行機搭乗時間について
沖縄の気候は変わりやすく、場合によってはダイビングの中止、高速船や飛行機の遅延、欠航などがあり得ます。
離島周遊旅行だと、交通機関の欠航・遅延はその後のプランに大きく影響します。
予報の良し悪しに関わらず、各予約先のキャンセル規定の確認、ダイビングができない場合、高速船や飛行機が動かない場合に備えたバックアッププランを立てておきましょう。
特に、慶良間諸島の座間味島や渡嘉敷島へフェリーで渡る場合は船の欠航でダイビングができないことも多いです。その場合は、那覇市内に滞在し、沖縄本島内のダイビングスポットで潜れる場所やダイビングショップを探しましょう。
飛行機を使用したダイビング旅行の際、飛行機の発着時間を予約先のダイビングサービスに確認されることがほとんどです。
これは、参加者の到着時間によって潜るダイビングスポットや潜れる本数等が限定されるためです。
個人旅行の場合は自分自身で管理・把握することが必要ですが、ダイビングサービス側も参加者がより安全なダイビング旅行をするためにサポートしたいと考えています。
宿泊場所と移動プランを予約先のダイビングサービスに伝えて、現地のプロにより快適なダイビングプランを提案してもらいましょう。
慶良間諸島は沖縄県那覇市から西方約40kmに点在する列島です。
20余りと言われる島々は、世界有数の透明度を誇る海に囲まれており、国内ではダイビングの聖地ともいわれています。
2014年には国立公園に指定され、美しい自然と景観の維持、保護、管理が徹底されており、ケラマブルーと称される海の美しさは、人生で一度は見てほしい景観です。
慶良間諸島に行くにはフェリーか高速船の2つで、どちらも那覇市の泊港から出発します。宿泊のできる主要な島は座間味島・阿嘉島・渡嘉敷島の3つで、所要時間は以下をご参考ください。
〈那覇↔︎渡嘉敷島〉高速船/約35分 フェリー/約1時間10分
〈那覇↔︎座間味島〉高速船/約50分〜1時間10分 フェリー/約1時間30分〜2時間
〈那覇↔︎阿嘉島〉高速船/約50分 フェリー/約1時間30分
〈渡嘉敷島↔︎座間味〉村内船/約35分
〈渡嘉敷↔︎阿嘉島〉村内船/約20分
〈座間味↔︎阿嘉島〉村内船/約15分
渡嘉敷島・・・カミグスク、サンドトライアングル、アリガーケーブル
座間味島・・・知志(ちし)、ドラゴンレディ、アイダー
阿嘉島・・・シークレットケーブ、阿護の曲(あごのまがい)、北浜(にしばま)
慶良間諸島のおすすめダイビングポイント詳細はこちらをチェック
以下、利便性・サービス・清潔感の良さをメインに選抜したホテルです。
・ケラマテラス(渡嘉敷島)
・KANUSUBA ZAMAMI(座間味島)
・オセアナポートヴィレッジ座間味(座間味島)
・慶良間諸島ツーリストロッジ ハナムロ・イン阿嘉島(阿嘉島)
宮古島は、8つの島からなる宮古群島の中で一番大きく、サンゴ礁の隆起によってできた平な島です。河川がなく、土が海にほとんど流れ出ないため美しいビーチが多く、日本屈指のリゾート地です。
冒頭で述べたように観光客のための施設・設備・環境が整っており、マリンアクティビティのプランは決められないほど多種多様にあります。
宮古島には離島へ渡る大橋が3つあり、その中の一つの伊良部大橋は全長3540m。無料で渡れる橋としては、なんと日本最長です。
池間大橋と来間大橋も、橋から眺められる美しいビーチとコバルトブルーに輝く海はまさに絶景。あまりに美しく壮大な景色は、この情景だけでも来島して良かったと感動することでしょう。
車で離島へ移動できるため、たくさんの島を堪能したい方にはまさにうってつけです。
旅客フェリーの運行は無く飛行機のみ、直行便と所要時間は以下の通りです。
※2024年1月現在
・東京 約3時間
・名古屋 約2時間半
・大阪 約2時間半
・那覇 約45分
・石垣 約30分
・多良間 約25分
宮古島への直行便の有無や、便数、時刻は時期に応じて異なります。
詳細は各航空会社のホームページにてご確認ください。
・魔王の宮殿
・アントニオガウディー
・通り池
・Wアーチ
・L字アーチ
・クロスホール
宮古島の三大ポイントの詳細はこちらをチェック
以下、利便性・サービス・清潔感の良さをメインに選抜したホテルです。
・ピースアイランド宮古島市役所通り
・宮古島東急ホテル&リゾーツ
・マリンロッジ・マレア宮古島
沖縄本島から約400〜500km離れた場所にある自然の宝庫と言われる八重山諸島。
大小合わせて32の島からなる南西諸島で、その中心地が石垣島です。
羽田・成田・中部国際・関西国際・福岡という主要都市からの直行便プラス、那覇・宮古・与那国の便もあるという、周遊旅行にはうってつけの利便性の良さ。
また、点在する八重山諸島の島々へは、石垣島からフェリーや高速船で直接アクセスできます。
沖縄県内では沖縄本島、西表島の次に大きな島で、こちらも冒頭で述べたように施設や設備など充実した環境です。
石垣島といえばマンタ、と言えるほど高確率でマンタと遭遇することができる島。
スキューバダイビングではなくシュノーケリングでもマンタを楽しむことができます。
旅客フェリーの運行は無く飛行機のみ、直行便と所要時間は以下の通りです。
※2024年1月現在
・東京 約3時間半
・名古屋 約3時間
・大阪 約2時間半
・福岡 約2時間
・那覇 約1時間
・宮古島 約30分
直行便の有無や、便数、時刻は時期に応じて異なります。
詳細は各航空会社のホームページにてご確認ください。
・マンタシティ
・ヨナラ水道
・パナリビッグコーナー
・黒島V字
・米原Wリーフ
石垣島のおすすめダイビングポイント詳細はこちらをチェック
石垣島のダイビングスポットについて厳選23ポイントをご紹介!
以下、利便性・サービス・清潔感の良さをメインに選抜したホテルです。
・ベッセルホテル石垣島
・ANA インターコンチネンタル 石垣リゾート
・マリンロッジ・マレア石垣島
沖縄県内の人気リゾート地である、慶良間諸島、宮古島、石垣島の魅力やアクセス方法が改めてわかったところで、短期間でたっぷり沖縄を周遊できるダイビングプランを紹介します。
なお、今回ご紹介するプランは2024年のゴールデンウィークのスケジュールを考慮した、3泊4日と9泊10日の旅行日程です。
日数も内容もあくまでも一例なので、以下のプランを参考に、5連休、6連休など自分用にカスタムしてみてください。
①沖縄本島&慶良間諸島ダイビング
〈1日目〉那覇空港到着→沖縄本島2DIVE→那覇泊
〈2日目〉那覇→座間味島2DIVE→座間味島泊
〈3日目〉座間味島→阿嘉島2DIVE→阿嘉島泊
〈4日目〉阿嘉島→那覇→帰路へ
②慶良間諸島&宮古島ダイビング
〈1日目〉那覇空港到着→沖縄本島2DIVE→那覇泊
〈2日目〉那覇→日帰り座間味島2DIVE→那覇泊
〈3日目〉那覇空港→宮古空港→到着後3DIVE→宮古島泊
〈4日目〉宮古島観光→帰路へ
③沖縄本島&石垣島ダイビング
〈1日目〉那覇空港到着→沖縄本島2DIVE→那覇泊
〈2日目〉那覇空港→石垣島空港→到着後3DIVE→石垣島泊
〈3日目〉石垣島3DIVE→石垣島泊
〈4日目〉石垣島観光→帰路へ
①沖縄本島・慶良間諸島・宮古島・石垣島ダイビング
〈1日目〉那覇空港到着→沖縄本島2DIVE→那覇泊
〈2日目〉那覇空港→宮古空港→到着後3DIVE→宮古島泊
〈3日目〉宮古島3DIVE→宮古島泊
〈4日目〉宮古空港→石垣島空港→観光→石垣島泊(移動日で体内窒素を抜く!)
〈5日目〉石垣島3DIVE→石垣島泊
〈6日目〉石垣島3DIVE→石垣島泊
〈7日目〉石垣島空港→那覇空港→渡嘉敷島泊(移動日)
〈8日目〉渡嘉敷島3DIVE→那覇泊
〈9日目〉那覇→沖縄本島or慶良間諸島3DIVE→那覇泊
〈10日目〉那覇観光→帰路へ
4日以上連続して潜ると体内窒素が完全に抜けず、DECOや減圧症の危険性が出てきます。4日目〜6日目にダイビングをしない日を作りましょう。
慶良間諸島へのダイビングを全て日帰りにすることで、那覇からのダイビングを全て同じダイビングショップで予約することができます。海が荒れて高速船の欠航になったり、ダイビングポイントが変更になったりした時にスムーズなのでおすすめです。
ダイビングスクールマレアは那覇・宮古島・石垣島にボートやショップ設備の使い勝手がよい店舗とホテルがあります。複数店舗を使うことで、周遊先で必要ない器材や荷物を預けたり、スタッフとコミュニケーションを取って店舗間で連絡を取り合ってもらったりすれば、より快適なダイビングができるでしょう。
沖縄離島周遊ダイビングとして、沖縄旅行を考えたことがある方なら一度は耳にする慶良間諸島・宮古島・石垣島を今回紹介しました。
重複しますが、上記3島は移動の利便性が大変良く、観光客のためのアクティビティ・設備・環境が整っており快適に過ごせる島です。
やってみたいけどそんなにうまくいくかな?と不安な方でも、意外とうまくいくどころか、とても堪能できますよ。
ただ安全のために守ってほしいこととしては、ダイビング後の飛行機搭乗時間のルールと、お世話になるダイビングサービスに自身のスケジュールを伝えることです。
ちゃんとしたダイビングサービスであれば、あなたの周遊旅行のこと(特に移動プラン)を伝えることで、身体や環境に考慮したダイビングプランとダイビングポイントを提案してくれます。
ぜひ今年の大型連休は沖縄離島周遊ダイビングにチャレンジして、より快適でアドベンチャーな連休を堪能してください!
2025年4月1日(火)~5月31日(土)までに講習に参加して修了した人限定
82,500 円(税込)
40%OFF 49,500 円(税込)
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