今年の3連休はどこに行こうか?
2泊3日もあれば鹿児島県の奄美大島や屋久島に与論島、沖縄県は本島から宮古島、石垣島まで、ダイビングやシュノーケリングで有名なスポットのほとんどの場所に行くことができます。
更新日:
「せっかく3日間あるなら、ずっと挑戦したかったダイビングの資格でも取ってみよう!」
そう思って調べてみると、どうやら2泊3日では足りないらしい…
いえいえ、そんなことはありません。資格の種類や費用は一旦おいておき、2泊3日の沖縄旅行でダイビングライセンスを取得する方法を見てみましょう。
マレア沖縄では2泊3日の旅行でダイビングライセンスが簡単に取得できます。
ライセンス取得の詳細を見る
空から見た沖縄の海とサンゴ礁。
青い海へダイビングしたくなる
目次
まずは当店ダイビングスクールマレアでも開催しているPADIのダイビングライセンス取得コース(正式名称はCカードです)についてご紹介します。世界中で通用すると言われているPADIの「オープンウォーターダイバー」認定を受けるには、3日間から4日間が国際的な基準となっています。アメリカやオーストラリアの都市部では7〜8日間かけてしっかり習うクラスもあります。対して「スクーバダイバー」は2日間で取得可能なコースです。
PADIオープンウォーターダイバー(OWD)と
PADIスクーバダイバー(PSD)の比較
PADIオープンウォーターダイバー(OWD) | PADIスクーバダイバー(PSD) |
---|---|
体験ダイビングの範囲を超える水深18mまで | 体験ダイビングと同等の水深12mまで |
伊豆や和歌山などで バディだけで潜ることができる |
インストラクターと 一緒に潜ることしかできない |
学科講習は5章まで。 テストあり(1章は約1〜2時間) |
学科講習は3章まで。 テストなし(1章は約1〜2時間) |
プール講習が5回(1回は約20〜30分) | プール講習が3回(1回は約20〜30分) |
海洋実習が4回(1回は約40分〜60分) | 海洋実習が2回(1回は約40分〜60分) |
このような違いがあります。水深に関しては、ダイビングライセンス取得中に18mまで潜ることはほとんどないのですが、取得後に地元近くの海や他の島へ「ファンダイビング」のツアーに参加すると、水深12m以内では厳しいです。水中で一人だけ途中で置いていくわけにもいかないですから…
ですので「ダイビングライセンス取得後にどこかへ潜りに行く」方には向いていません。
ただ「とりあえず短期間でダイビングライセンスを取っておきたい」という方にはおすすめです。
「バディだけで潜る」というのはどこかの海へ潜りに行って、シュノーケリングや素潜り感覚で友達同士や家族だけで潜る「バディダイビング」や「セルフダイビング」というスタイルですが、現実的には、日本の海では安全面や技術面を考慮してライセンス取得したばかりの初心者ダイバーがバディだけで潜ることは難しいです。スキルアップしてバディだけで潜れるようになると、水中ガイドがつかない分で5,000円〜10,000円ほど安くダイビングができるようになります。また、海外のリゾートでは敷地内のビーチダイブを無料でできる場所もあります。
海外旅行で人気のあるモルディブは
水上コテージからセルフダイビングできる
講習内容に関しては、オープンウォーターダイバーは学科を事前に5〜10時間かけて修了しないといけないので、2泊3日の期間中に終わらせるのは厳しいです。
スクーバダイバーなら3〜6時間で終わるので、「明日から沖縄に行くぞ!と突然思い立っても、今日中にすぐEラーニングを始めればなんとか間に合うでしょう。ただ、PADIのEラーニングは登録に日数がかかる場合があります。また、学習中も度々インターネットに接続しないといけないので、沖縄に向かう飛行機内で終わらせようとして失敗した方もいます。JALやANAの機種によっては可能ですが、動画のダウンロードなどアクセスに時間がかかるのでおすすめしません。
プール講習と海洋実習は、単純に1日分の違いがあります。
講習内容だけだと4時間程度しか変わらないのですが、実際には
があります。特に移動時間は、沖縄本島の大渋滞や天候不良時のダイビングスポット変更などで、1時間〜3時間も前後することがあります。
こういった理由から、2泊3日の沖縄旅行ではPADIスクーバダイバーのライセンスなら取得可能なのです。
沖縄で格安のダイビングライセンス講習は「CMAS STARS」がとても有名です。STARSの学科講習はインターネットで無料公開されているので、いつでも誰でもすぐにスタートしてテストまで修了することができます。
PADIのeラーニングは色とりどりの
水中画像と動画で学科講習もワクワク
デメリットは、毎年アップデートをおこないスマートフォンへの最適化もされ、動画で実際の水中映像や音声を視聴しながら学べるPADIの教材と違い、文字と白黒のイラストで読み進めるので水中のイメージがしづらい点でしょうか。しかし、無料で受講できることで講習費用を約1万円も節約できますので、詳しくは「CMAS STARS」で検索して調べてみてください。
PADIでもEラーニングで事前にテストまで終わらせることはできますが、私達ダイビングスクールマレアは「インストラクターから直接教わること」をこだわりの1つとしています。スキューバダイビングの教材は、ほとんどがヨーロッパやアメリカなどの外国で作られたものです。水温の変化が激しく、多様なダイビングスタイルがある日本の海では、どの知識や技術を応用すべきか?潜る地域ごとの移動方法、旅行先に合わせたベストな装備はどれか?国産のメーカーと海外製品の性能の違いやメンテナンス方法は?など、たった1〜2時間のクラスでも、ダイビングライセンス取得後に必ず役に立つ情報を伝えることができます。
ダイビング器材は目的や、
水温や潮流によって使い分けるので選択が難しい
インストラクターは教科書に載っていない本当に役立つ情報をたくさん知っています。学科講習とはつまらない、面白くないイメージですが、日本全国や世界中の海を舞台にしたリアルな話を聞くのはそれなりに楽しいですよ。
さて、プール講習と海洋実習の内容は、CMAS STARSとPADIを比較するとPADIのほうが習得しないといけないスキルが多いです。どちらも各団体のWEBサイトで公開されています。
STARSの限定水域とオープンウォーターダイバートレーニング
早朝移動は睡眠不足でダイビング中に
体調不良になることも
CMAS STARSでは講習内容を最低限に短縮し、限定水域と海洋実習を同じ場所で集中して開催することで2泊3日での取得が可能です。しかし、到着日は各航空会社で6:00〜7:00出発の便で那覇に着かないと間に合わないスケジュールで組んでいることが多いので、空港付近への前泊や時間帯による航空券運賃の費用も考慮することをおすすめします。意外に3泊4日と費用が変わらないことも…
PADIの講習はダイビングで遊ぶことだけではなく「水中環境を傷つけないこと」や「海洋保全プログラムに参加すること」もダイバーに推奨しているので、水中移動のスキルや自分の身を守るスキルの習得が多くなっています。その分、講習の時間が長くなってしまいますが、ダイビングライセンス取得後に参加できる活動は増えるでしょう。
インターネットやSNSで色々調べたり、知人に聞いたりするうちに、だんだんPADIを取得したほうがいいような気がしてきた…と思う方は多いです。実際に、「沖縄だけでなく地元に戻ってから近場の海でステップアップしたい」「海外旅行でダイビングをするためにライセンスを取得したい」という方から、どんな違いがあるのかをお電話で相談を受けることも多いです。
沖縄や海外で潜る予定があるなら
ボートダイビングを経験しておきたい
では、どうしても3日間しか休みが取れない方が、2泊3日でPADIオープンウォーターダイバーを取得することはできないのでしょうか?
条件によっては、できます。
PADIオープンウォーターダイバーはインストラクターが実施する内容とダイバーが習得する内容が明確に決まっているので、世界中どこでも講習の続きが受けられるようになっています。ですので、お住いの地域にあるダイビングショップに通って事前に学科講習とプール講習を修了することで、沖縄では海洋実習だけに参加することができるのです。2泊3日の初日の午前中に那覇空港へ到着することで、1日目に1回〜2回のダイビング、2日目に2回〜3回のダイビングができます。海洋実習は全4回なので、2泊3日でクリアすることができるのです。
しかし、この方法でダイビングライセンス講習を開催しているショップはほとんどありません。なぜなら、「会った初日に初めての人と初めてのダイビング」は、リスクが高いからです。プール講習を担当していないと、どんなスキルが苦手なのか、どの器材が体に合っていないのかが分かりません。
沖縄でプール講習を開催している
ダイビングショップは少ない
ダイビングスクールマレアでは、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡の大都市にショップとプールがあることを最大限に活用し、沖縄で潜りたいけど時間のないというお客様が海洋実習だけに参加できるプランを通年開催しています。
都市のショップに自宅から通っていただくことにより、沖縄旅行の短い時間ではできない、インストラクターの講義による分かりやすい学科講習や、確実にスキルを身につけるための2回のプール講習や追加のトレーニングまで開催しています。また、都市で担当したインストラクターから、沖縄の店舗や現地で担当するインストラクターの紹介もあり、旅行前のストレスや不安をできる限り取り除くことにも注力しています。
一人ひとりの苦手なスキルや不安要素をインストラクター間で共有することにより、現地で受け入れるインストラクターが安心して海洋実習だけの参加でも迎え入れることができます。
2泊3日で海洋実習だけを沖縄で参加したい方は、まずは学科講習をスタートするために、お住まいの地域から近い店舗にダイビングライセンス講習についてお問い合わせください。
さて、2泊3日でダイビングライセンスを取得することが分かったことで、その先のことについて考えてみましょう。
まずはPADIスクーバダイバーを取得して帰った場合ですが、学科講習・プール講習・海洋実数の続きを受講することでPADIオープンウォーターダイバーへアップグレードできます。1日でクリアすることが可能なので、同じ2泊3日で沖縄へ来ていただければ、水深18mまでの範囲を潜れる資格を手に入れることができます。
ただ、2泊3日を2回だと合計で4泊6日になるので、沖縄までの航空券や宿泊代がもったいない気もしますね。
「1日だけなら、近場の海で」という考えも出てきますが、都市圏からの海洋実習は週末土日の1泊2日で開催することが多く、残り2回の海洋実習に参加するためには日曜日だけ合流することになります。この場合、実習地の伊豆や紀伊半島へは自分で移動しないといけないので、交通費が別途かかります。
都市型のショップで続きを受けるメリットとしては、沖縄と伊豆など近場の海の両方を経験することができます。2回目の海洋実習の前にもう1度プール講習に参加しないといけないので、少し期間が空いてしまってもリラックスした環境で練習できることで安心して近場の海でのダイビングに挑めます。
伊豆のダイビングは富士山を望みながら
次に、CMAS STARSを2泊3日で取得した後ですが、同じSTARSで「アドバンスドダイバー」にステップアップすることができます。同時に「CMAS 2スターダイバー」を取得することもできるので、将来的に海外でのダイビングを考えている方はこちらも手に入れましょう。日本の団体であるSTARSのCカードは、海外では知られていないことが多いです。CMASは「世界水中連盟」という名前なだけあって、世界でもメジャーな団体です。
また、スキューバダイビングのCカードはほぼすべての団体が一定の規格をクリアしていることによって、「クロスオーバー」という転校生のようなシステムがあります。STARSでもCMASでも、その他のBSACやNAUIで最初のダイビングライセンスを取得しても、ステップアップコースをPADIで受けることができます。アドバンスドの認定からPADIダイバーになることで、自宅の近くのPADIダイビングショップに通ったり、旅行先で見つけた好みのショップでトレーニングを継続したりすることができます。
宮古島の魔王の宮殿はアドバンスドダイバーが
目標にする場所のひとつ
ダイビングライセンスを取得したら、日本中、世界中の素晴らしい水中景色を見にいきましょう。
沖縄本島北部に眠る沈船「USSエモンズ」、宮古島で三大地形スポットと呼ばれる「魔王の宮殿」や「アントニオ・ガウディ」、石垣島と西表島の間に位置するマンタの聖地や、与那国島の「海底遺跡」など、沖縄だけでも感情を揺さぶる大冒険がたくさんできます。
しかし、これらの有名ダイビングスポットはすべて「アドバンスド」以上のランクが潜れる目安となる、中上級者向けの場所です。
アドバンスドコースは難しいものではなく、ダイバーがより経験を積むために5回のダイビングでそれぞれのテーマをクリアしていくとても楽しいコースです。
最初にダイビングライセンスを取得する時と同じで、2泊3日や3泊4日のスケジュールで参加可能ですので、ぜひ続きの講習やその先にある景色を見に来てください。
ダイビングスクールマレアでは、滞在日数を長く取れる方には4泊5日の「オープンウォーターダイバー&アドバンスド取得プラン」がとても人気です。非常に効率よく、短期間で知識やスキルを忘れることなく、中級ダイバーへの道へ1歩足を踏み入れることができますので、こちらもぜひチェックしてください。
ライセンス取得の詳細を見る
新しい趣味としてダイビングを始めようと沖縄へ行く前に、ショップの選び方や費用の注意点など、いくつかのチェックポイントを事前に確認しておきましょう。
1.持っておくといいものは?
基本的にライセンス講習では、全ての器材のレンタルが含まれています。水着や着替え以外は手ぶらで参加して問題ありません。マスクやシュノーケルは気軽に購入できるため持っている方も多いのではないでしょうか。これらもレンタルに含まれていることがほとんどですが、お気に入りの色や形があれば事前に手に入れておいても良いかもしれません。
一方で、重器材やダイブコンピューター、ウェットスーツなどは使い方や選び方を教えてもらってからでOK。金額も高めの器材ですし、ライセンス取得後に潜りたい地域やポイントによって、適切な器材が多少異なります。例えば、沖縄などの一年中暖かいエリアでは、ドライスーツは出番があまりありません。逆に、北海道や東北、関東のダイブセンターはドライスーツが基本です。ライセンス講習時に、ショップのスタッフに相談してみましょう。
2.受講するショップのスタイルや楽しみ方は?
一概に「沖縄でダイビングをする」と言っても、ショップのスタイルや楽しみ方の特徴、メリットは様々です。主なスタイルは2種類あります。
1つ目は、海の近くに施設を持ち、1つの場所を拠点に潜っているダイビングショップです。ショップのスタッフがそのポイントや見どころにとても詳しいことが強みです。また、現地集合と現地解散が基本になるため、海以外の観光スポットへ行くことも可能です。大抵のショップはリゾート地にありますので、陸での観光とダイビングをセットで楽しめます。
2つ目は、国内・島内の豊富なエリアのポイントを楽しむツアーを提供している市街地のダイビングショップや個人事業のガイドサービスです。ショップがホテルや飲食店から近く、ゲスト同士の交流も盛んなのでダイビング友達もできるでしょう。仲良くなったダイバーと一緒に食事をしたり観光をしたり、季節に合わせて様々なエリアへツアーで行けることが強みです。
他にもショップの選び方として、コースの内容で決める選択もあります。例えば、水中写真を始めたい方に、撮影の指導を受けながら楽しめるフォトコースを用意しているショップもありますし、見たい魚や行ってみたいポイントで選ぶのも良いでしょう。各ショップの特徴で楽しみ方は異なりますので、自分にあったショップを探してみてください。
3.口コミ情報を見る
沖縄本島だけでもダイビングショップは1,000件以上あります。基本的なルールやサービスに違いはなくとも、リピーターが多いショップもあれば、そうでないショップもあります。
ダイビングは安全で楽しいことが前提のアクティビティ。しかし、中には安全管理への意識が高くないショップやスタッフがいるのも事実です。そのような実情は、公式Webサイトではわからないこともありますので、他サイトの口コミ情報にもしっかりと目を通すようにしましょう。
潜水病や事故を防ぐためには、信頼できるプロのサポートが必要不可欠です。また、ショップによって提供しているサービスも異なりますので、快適な設備やサービスを提供しているショップか否かは、実際に利用した方々の声を読んでショップ選びの参考にしてみるのが良いでしょう。
4.現地で発生する費用の確認
ショップによって異なるのは、サービスや楽しみ方だけではありません。ライセンスを取得する際の費用や表示価格に含まれている費用の項目にもかなり幅があります。よくあるのが、ライセンスを申請する際にかかる3,500~5,000円の申請料です。この申請料が、広告やWebサイト上の表示価格に含まれていないことがあります。
SSIやBSACなど、オンライン発行のライセンス以外は一般的に別途支払いが発生します。コース金額の内訳はしっかりと確認しておきましょう。また、潜るポイントやボート利用の追加費用、天候やスキルレベルによって発生する、講習の延長や補講などの追加費用の有無も事前に確認しておくと安心です。
ダイビング自体が初めてだったり、数回の体験ダイビングの経験でライセンスを取得したりする方がほとんどです。出発前に、できるだけ心配ごとや不安なことをなくしてから沖縄へ行き、新しい趣味を始めることで充実したライフを送りましょう。
お得なダイビングライセンス取得ツアーについて気になる方はこちら
GoToトラベル再開!沖縄のダイビングライセンス取得ツアーはどこで予約するのがおすすめ?
2025.02.28 までに講習に参加して修了した人限定
82,500 円(税込)
30%OFF 57,750 円(税込)
2025.01.31 までにファンダイビングで潜れる人が対象
23,100 円(税込)
20%OFF 18,480 円(税込)