沖縄でのダイビングの値段相場について

1. ビーチダイビングの料金

沖縄のダイビングショップのファンダイビング料金は、１ダイブだけのものから2〜3ダイブが複数日のセットになったものまで幅広くあります。例えば、ビーチで1ダイブだけをした場合、約8,000円から10,000円くらいが相場です。安く潜ることができますが、沖縄在住でいつでも気軽に潜れる人でなければ、1本だけで終わることはほとんどないでしょう。
2ダイブ以上のツアーに参加した場合は１ダイブあたりの値段がお得になるので、ほとんどの方が2〜3ダイブで申し込みをします。

ビーチダイビングのスポットは島内に点在しており、1日で複数の場所を潜るのは移動時間を考えると効率が悪く、移動した先が高波や濁りで潜れないこともあります。1つのスポットで長めの2ダイブを楽しむのがビーチダイビングのおすすめです。

２．ボートダイビングの料金

ボートダイビングのツアーは、ダイビングインストラクターのガイド料金に加えて、送迎や昼食代、ボート乗船代などが含まれています。昼食や乗船代を含めた料金は、ビーチダイビングよりも高くなります。2本のボートダイビングの場合、およそ12,000円から15,000円程度が相場です。自分で器材を持っている場合はレンタル代がかからないため、キャリーケースなどで持っていくか、事前にダイビングショップへ郵送した方が、現地でレンタルをするよりもお得です。

ボートダイビングのスポットは、船での移動時間が10〜15分程度の場所であれば、1本潜るごとに港へ帰ってきて休憩をします。陸に上がって休憩を取るので、船酔いの心配は少ないでしょう。沖縄本島から出発する場合、約20分で着く場所もあれば2時間以上かかる場所もあります。2ダイブで予約をしても、他のダイバーが3ダイブするまで帰港しないことが多いので、予定がある方や船酔いが心配な方は、近くのスポットで潜れるツアーを探すことをおすすめします。

３．体験ダイビングの料金

沖縄は世界的に有名なダイビングスポットで、初めての人でも楽しめる体験ダイビングやディスカバースクーバダイビングがありますが、実はこれらには違いがあります。

体験ダイビングは、ダイビング未経験者向けのショップ独自のプログラムです。アシスタント資格やガイド資格を所持したダイバーが付き、シュノーケリングよりも深い水中でのダイビングを体験できます。潜れる水深は明確には定まっておらず、5メートル〜10メートルまで行くことが多いでしょう。怪我や死亡事故が起きた際には、開催ショップや担当スタッフがどのように開催していたかが調査されます。

基本技術を教わらないので海の中を自由に泳ぐことはできませんが、ガイドに引っ張られて熱帯魚やサンゴ礁を見ることができるため、初めての人にはおすすめです。

一方、ディスカバースクーバダイビングはライセンス講習を行うことができるPADIインストラクターが専属で付き、プールや海の浅場、ボートのステップを使用してスクーバダイビングの基本技術を練習し、最低限必要なスキルを習得します。1回目のチャレンジでは水深5メートルまで、2回目のダイブでは水深12メートルまでと明確にルールが決められており、万が一ケガやトラブルにあってしまってもプログラムを開発したPADIの規定に沿って賠償責任保険が適用されます。

海外で行われた調査では、独自プログラムの体験ダイビングに比べて事故での死亡率が遥かに低いという結果も出ている安心のプログラムです。こちらもインストラクターがガイドとして付きますが、初心者でも自分で泳げるレベルに達することができるため、十分に水中を楽しめるでしょう。

料金については、ボートで2回のダイブに参加する場合、体験ダイビングが約10,000円〜15,000円、ディスカバースクーバダイビングが約15,000円〜20,000円程度です。どちらのプログラムで開催されるかはダイビングショップによって異なるため、事前に確認することが大切です。

４．ライセンス取得コースの料金

沖縄では、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせたライセンス取得コースがあります。ライセンス取得コースの場合、コース内容によって料金も異なりますが、最も有名で人気のあるPADIオープンウォーターダイバー取得コースは大体40,000円程度から80,000円程度が相場と言われています。この料金にライセンス取得に必要な日数の宿泊代が加算されるため、おおよそ10万円前後が必要になるでしょう。

中級者ダイバーを目指す方へのランクアップコースは、PADIアドバンスドオープンウォーターダイバーやPADIレスキューダイバーコースが人気です。これらのコースも40,000円〜80,000円程度の幅があります。同じダイビングショップに通うことでリピーター割引が受けられることがありますので、スキルアップやランクアップに興味のある方はインストラクターに質問してみるとよいでしょう。

那覇市周辺などアクセスの良いエリアでは、参加者の数が多いので料金が安いダイビングショップでは1グループあたり4人〜6人で受講することが多いです。離島のダイビングショップやファイブスター認定店、ゴールドカード発行店などは1人〜2人の少人数開催で知識やスキル習得の質を高め、スキューバダイビングの水中ストレスをなくし、楽しく継続できるよう取り組んでいることがあります。それらのショップは料金が高くなる傾向があります。

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まとめ

以上が、沖縄でのダイビングの値段相場です。スキューバダイビングは美しいサンゴ礁の海を楽しめる魅力的な遊びですが、他のアクティビティと比べると値段は高いため、予算に合わせたプランを立てることが大切です。2日以上を潜る場合は1日をビーチダイビングにしたり、ダイビングショップのメンバー登録やリピーター割引を活用したり、お得に参加できる方法を探してみましょう。

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